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EPISODE 4 〜 中古車店巡礼

正規ディーラー「ポルシェセンター(以下PC)」は、仕事絡みで偵察したことがありました(ちなみに「PC小石川」)。
平日昼間ってこともあり、シーンと静まり返って清潔過ぎる店舗に、ミョーな緊張感を感じたものです。でもその時は踏み込んだ話はせず、とりあえず「Porsche Factory Tour」のCD-ROMをもらっただけでした。
「今回はホンネトークがしやすい、中古ディーラーから回ろう」
最初に私が向かったのは、世田谷の輸入中古車店「K」でした。

「K」はジャンル分けした四つの専門店がご自慢です・・「ベンツ・BMW専門店」「オープン・ワゴン専門店」「国産専門店」・・そして私が行った「ポルシェ・フェラーリ専門の三宿店」ですね。
このお店はポルシェで中古車検索すれば必ず出てくるため、豊富な知識・経験と在庫が期待できると思ったのです。

前の用事が大幅に押してしまい、K三宿店に着いたのは夕暮れでした。
「大通りに面してネオンが輝く立派な店舗」を想像していましたが、実際には「細い通りを挟んだ両側に、狭くてギュウ詰めの展示場がある」って感じ。
細い通りにゴルフワゴンを路駐し、私は展示場に入りました。しかし長時間クルマを眺めていても、誰も声をかけて来ない(苦笑)。先客一組が商談中だったので、忙しかったのかも知れないし、自ら「頼ぉ〜もぉ〜っ!」って挨拶しなかった私の落ち度もあるでしょう。
でも、これで気分が萎えちゃったのは事実・・冬の夕暮れの侘しさも手伝って、結局その日はそのまま家に帰っちゃいました。

次に行ったのは越谷(・・Hail 埼玉!)にある輸入中古車店「D」。
前回の反省を踏まえ、今回は先にお目当てを絞ってから訪問することにしました(Kさんごめんね^^;)。
「D」は埼玉とゆー立地の恩恵で、広い露天の展示場とガラス張りのショールームを持っています。展示場はポルシェ主体ながら、フェラーリF40やロータスエリーゼ等もありました。
「あの〜、雑誌で見たんですが、00年の銀僕、まだあります?」
「はい、ございますよっ!」
明るくハキハキと出てきたのは、40代半ばと思われる吉幾三似のOさん丁寧にして率直、熱心だけどガツガツしない、私の理想のタイプでした。

改めて現物のボクスターに正対し、触り、乗り込みます。
第一印象は「あ、結構デカイのね」。
ボクスターって、最初はマツダロードスターくらいのサイズをイメージしません?(私だけかな)・・どっちかってゆーと、RX7サイズなのに。
中に座って感じたのは「うわっ、フロントグラス(ピラーってゆーべき?)が鋭角で倒れ込んできて、視界が狭いっ!」ってこと。ゴルフの視界に比べ、なんとまー息苦しいことか・・スポーツカーってこーゆーもんなのかな。

「やっぱこれって、エンジンかけてすぐ走っちゃダメなんですか?」
「いや、最新の水冷なら心配ありません。
さちおさんが取材された方は、よっぽど大事に乗られる方なんでしょう。」
「へぇ・・ところで、赤って人気ないんですか? 銀・黒・白に限る、って説を聞いたんですが」
「まーそれはお好みですよねぇ・・でも事実として、人気も下取りも銀・黒・白が上です
「そーなんだぁ・・」
「でも赤や黄色もカッコいいですよ。やっぱり色はヒトの個性ですから、好きなのを選ぶのが一番ですよ

まー最初に「銀僕を見にきた」と言ったんで、バイアスはかかってたかも知れません。でも私には納得の説明でした。
この物件は相当気に入ったんですが、まだ開幕戦だったし、新車への色気もあったし、銀に決めたワケでもないので迷いました。
それにひとつ不満だったのはシートヒーターがなかった点でした・・「冬でもオープン」目指しているのに!

「さちおさんが探してる装備のタマが、出てきたら連絡しますよ」
「ありがとうございます。期待してます」
オークションとかで指定買いして押さえちゃってもいいですか?」
「いや、そこまでの必要はありません」
「わかりました。それじゃまたよろしくお願いします」
ってな会話の末、この日は帰ることにしました。
そしてどんどん「本気で買うぞ!」と決意が固まってきたのです。


〜続く〜

2002,06.25. さちお


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