INDEXへ


EPISODE 1 〜 ボクスター前史

私の実家は誰一人免許を持たず、クルマもありませんでした。
そんな中私がクルマに興味を持ったきっかけは、「サーキットの狼」連載中のスーパーカー・ブームです。
車種を覚え写真を撮り、消しゴムを集めハジいてました・・陸橋から東北道を見下ろし、スーパーカーの通過を待ったりもして。
その頃刷り込まれたのが「ポルシェ=カエル=早瀬佐近」(笑)。
近所にあったオレンジのナロー・ポルシェのお尻を、飽かずに眺めていたものです。

大学に入り免許を取った私は、当然クルマが欲しくなりました。
その頃憧れていたのは、赤のファミリアXGシティ
POPなカラーの小ぶりのハッチバックが、当時の「青春」っぽかったんですね。
中でも一番欲しかったのは、シティ・カブリオレ
でも親からの出資は期待できなかったので予算は厳しく、結果的にクルマなしで学生時代を終えてしまいました・・今思うと痛恨のエラー^^;

社会人を機に大田区で一人暮らしを始めました。家賃と生活費を考えると、クルマ所有は夢のまた夢です。それでいながら「いつか買う日のために」とCGル・ボランを眺めていました。
当時憧れていたのは、フランス・イタリアあたりの小粋なハッチバック。ルノーシトロエン、フィアット、アウトビアンキあたりですね。
一番の憧れはプジョー205カブリオレでした。
もうひとつ夢見た路線が「エンスー系」。具体的にはカルマンギア・コンバーチブルオースチン・ヒーレー等の「シブイ」車種。でもメカやメンテに弱いことに気付き、あっさり諦めました。
国産では発売されたばかりのユーノス・ロードスターセリカ・コンバーチブルに惹かれてました。
結局、オープンカー全般に憧れていたんですね。

生活にも余裕が出てきた92年のある日、近所の中古車展示場の前を通り過ぎると、なぜかマーチizが熱いウィンクを送ってきました。上品な深緑(自称ブリティッシュ・レーシング・グリーン)で、価格45万円也。
「これならボーナス即金で買えるから、月々の負担は小さいぞ」「どーせペーパードライバー歴9年だし、最初は練習用のボロ車でいいじゃん」と思い即決、二週間後には乗っていました。
初めてのマイカーって本当に可愛いもんです。仕事を終えた平日22時過ぎ、帰宅するなり着替えて無意味にドライブ、観音崎まで往復したこともあります。

しかしマーチとの蜜月は長くは続きませんでした。
訳あって実家に引っ込むにあたり、処分してしまったんですね。その後しばらくは、クルマなしで過ごしてました。

次のクルマを買ったのは97年2月・・今度は新車、VWゴルフワゴン1.8(赤)でした。
ヨーロッパ車に憧れながらフランス車やイタリア車はイマイチ信頼できず、ドイツ車に絞っていたんですね。ホンネではアウディが欲しかったんですが、A4は予算オーバーだったし、試乗した中古の80が運転しづらかったんです。
「ドイツ車の安心・信頼性」「予算」「結婚も考えてるし、手堅いセダンかワゴンにしよう」「現実ってこんなモンだよ」・・このへんが決定理由でした。

どーでもいーですが私、ローンが大嫌いなんです。「借金背負うくらいなら、ガマンして貯金してから買ってやる!」とゆーミョーな精神構造があって、周囲も変人扱い^^;
実際今に至るまで、クルマは全て現金一括で購入しています(爆)。

ゴルフワゴンには約5年乗りました。しっかりした作りだし、その気になればそこそこ速いし、何より山ほど荷物が詰める。そもそも比較対象が中古のマーチなんで、あらゆる面で大満足。新車価格255万でしたが、下取も90万(BY ガ○バー)と健闘しました。

さて、こんなに地味でカタギで庶民な私が、何故ポルシェなんかに乗ってるんでしょうか?
この続きは次回にて・・。


2002,06.24. さちお



BACK次頁へ